2017/6/9

企業向け熊本研修ツアー 熊本城~益城町(布田川断層帯)へ

関東より熊本に来られた

NTT労働組合コミュニケーション ズ様の研修ツアー最終日。

 

朝から熊本城を視察しました。

熊本城のガイドさんからお城の歴史などを聞きながら2グループに分かれて歩きます。

崩れた石垣が並べられている広場では

石垣の1つ1つに番号が付けられています。

これを番号順に組み立てていく、気の遠くなるような作業がこれから行われるということでした。

ガイドさんのお話を聞きながら、みなさんその衝撃的な光景を1つ1つカメラに収めていました。

熊本城には過去に数回の大地震が起きていたという記録が残っていること、

その時もダメージを受けていた場所が今回の震災でも崩れてしまったというお話を聞きました。

 

熊本城を後にして、次は益城町へ向かいます。

 

熊本地震の震源地である益城町では

マグニチュード7・3の本震を引き起こした「布田川(ふたがわ)断層帯」の一部で

町文化財に指定された田んぼの持ち主である永田さんにお話を聞かせていただきました。

繋がっていた用水路が全く交わらないほど、地形がずれてしまっていました。

これにより、水が流れなくなってしまったと、永田さんは教えてくれました。

震災前は真っ直ぐだった田んぼの形がすっかり変形のようになってしまっています。

ここが動いたんだと、

こんなにも地面が大きく動くなんて・・・。

信じられないような現実です。

 

 

「ありがとう」の反対は「当たり前」

当たり前だと思っていた日常の尊さが震災を経験したことで身に染みてわかり、

感謝の気持ちに気付かされたということ。

同じ被災者となった私たちもやはり同じ気持ちでした。

被災した、私たちだからこそ伝えられる教訓をたくさんの人に伝えていきたいと永田さんはおっしゃっていました。

 

昼食は

震災後に益城町でレストランをオープンさせた「季寿」さんへ

研修を振り返るグループディスカッションの後は季寿さんで美味しいランチタイムです。

色とりどりの季寿さんならではの身体に優しいランチは

男女ともに好評でした(^^)

 

被災地熊本に来て頂いたこと、

研修ツアーの企画に私たちを選んでいただけたことのお礼と共に、

2日間、同行した中で、熊本にいる私たちもまた、これからの情報をどんどん発信していくことの重要性や

自分たちにもできることを考えさせられる時間を頂けたことをお伝えし2日間の熊本研修ツアーを終えました。

 

熊本地震はまだまだ時間が止まったままの場所も多くあり、風化させてはいけないけれど

動けるものは立ち止まっていてはいけません。

 

出来る人が出来ることをやっていくことで

私たちが掲げるミッションである「震災前より素敵な熊本」を実現できると信じています。

 

NTT労働組合コミュニケーション ズのみなさま、熊本に来ていただき、本当にありがとうございました。

 


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